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ボトックスを使うことで、考えられる弊害

ボトックスはきわめて安全な注射ですが、日本ではまだ、歴史の浅い治療法なので、10年、20年と長期間づけて打つと、効果がどうなっていくかははっきりしていません。効果が長く持続する傾向がある半面、毒素に対してだんだん抗体ができて効かなくなってくる可能性も考えられています。だんだん薬が効かなくなることを心配する人もいますが、多くの医師は10、20年後には、薬が改良されたり、さらによい治療方法が開発されたりすると思うので、あまり先のことを心配する必要はないと楽観的に考えいるそうです。これまでの実績を見る限りでは、ボツリヌス毒素が蓄積したり、健康を害する副作用が出たりすることはないので、安全面での問題はないと思われます。

肥満に遺伝が関係している

肥満に遺伝が関係していることはよく知られています。確かに、同じ食事量でも体質によって太りやすい、太りにくいということはあるでしょうが、遺伝や性質はそれほどダイエットに影響するのでしょうか。ところで、最近、肥満遺伝子というものが発見され、その解明が進んでいます。ふつう、食べ過ぎて脂肪細胞の量がふえると、脂肪細胞からレプチンというホルモンが分泌されます。そして、レプチンは脳の視床下部のレプチン受容体と結合し、その結果、脳の満腹中枢に「もうこれ以上食べなくてもいい」という指令が送られ、食欲が抑制されて過剰なエネルギーが体内に入らなくなります。つまり、人間の体は、レプチンの働きで自ら肥満にブレーキがかかるしくみになっているというわけです。ところが、肥満遺伝子に異常があると、レプチンが脳のレプチン受容体に正常に作用しなくなってしまいます。すると、食欲にブレーキがかからなくなり、たくさんの量を食べ続けるといった状態に陥り、どんどん肥満が進行してしまうのです。

リノール酸のとり過ぎは体に良くない

とんかつやフライを食べるとき、植物性の油(リノール酸)で揚げたものなら、コレステロールも低いので脂っこくても大丈夫と思っていないだろうか?ベニバナ油やコーン油などの植物油に含まれるリノール酸は、血液中のコレステロールの低下作用を持ち、脳梗塞や心臓病を防ぐといわれてきた。バターよりもマーガリンが良しとされ、ドレッシングやマヨネーズで野菜を食べるのがもてはやされたゆえんである。とにかく動物性脂肪は悪玉で、植物性油は善玉だという認識が定着してきた。そして、日本人のリノール酸摂取量はこの三十年間に三倍も増え、適正量を越えつつある。ところがさいきんになって、リノール酸のとり過ぎは体に良くないことがわかってきた。


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