遺体を棺に納めるまでの間、仏式では、遺体の枕元に屏風を逆さに立てて、「枕飾り」をします。枕飾りの方法は、宗教、宗派、地方によって異なります。仏式での一般的な方法は、枕元に白い布を掛けた小机を置き、鈴、線香立てに線香1本、燭台にろうそく1本、花立てにしきみ1本、コップまたは湯のみ1杯の水、一膳飯、上新粉を蒸した5〜6個の枕だんごを供えます。ろうそくと線香は、消えたら新しいものに代え、一晩中火を絶やさないようにします。神式の場合は、「枕直し」と呼びかたが変わり、小机の上には、水、洗米、塩、お神酒、守り刀を供え、線香の代わりに燈明をともし、しきみの代わりにさかきを飾ります。キリスト教では、小机に黒い布を掛け、ろうそく、聖書、聖水を供えます。
帯祝いは着帯の祝いともいい、妊娠5か月めの戌の日に初めて腹帯を巻き、安産を祈る慣習です。犬は多産でお産が軽いとされ、これに、あやかるようにと戌の日を選びます。腹帯を巻くのは胎児を守り、妊婦の動きを助けるための慣習といえます。帯祝いに使う腹帯は「岩田帯」といって、正式には紅白の絹地を用い、翌日からはふだん用の白木綿の腹帯に替えました。帯は妊婦の実家から贈るのがならわしですが、仲人や子宝に恵まれている夫婦に贈ってもらうこともあります(表書きの仕方は387ページ参照)。着帯の祝いの帯役は帯親といって、昔は仲人や子宝に恵まれている夫婦に頼み、夫は下かって妻が妊婦に帯を巻きます。終わったら、帯親や双方の両親、仲人などが集まって祝いの膳を囲み、安産を祈ります。
結婚の披露宴に招待された、さて、お祝いのお金はいくら包めばいいのだろう。招待されて一番悩むのがこれではないでしょうか。でもご安心を。あなたが20代なら恥をかかない相場があります。恥をかかない相場は「2万円」。2万円包めば、友人関係・会社関係問わずOKです。ちょっと前まで「2という数字は、二つに割れるから縁起が悪い」とされていて、2万円という金額はありませんでした。しかし今では立派に通用する金額。しかも、恥をかくことはないのです。ただし、もっと気前よくなどと、4万円にすると大問題。「四」は死ということで、今でも忌み嫌われています。同じように、「九」も苦ということで、使ってはならない数字です。わからないときは「2万円」でいきましょう。現金は、なるべく新札を用意することも礼儀です。銀行へ行けば新札に換えてくれます。どうしても用意できない場合は、とにかく新しいお礼を。しわくちゃなお礼を包んでは、祝っていることにはなりません。友人→2万円。とくに仲がいいという場合は2万円のほかに品物も。品物なしの場合は3万円。同僚→友人と同じ。ただし、同じ課で一緒にお祝いした場合は決まった額を出すが、それとは別に品物を贈りたい。課が品物の場合は、2万円でOK。親戚→親しいイトコなら3万円。同年代のおじ・おばなら2万円。父母も一緒に出席する遠縁なら1万〜2万円。